千枚田の光、根上照らす 輪島の名物イルミネーション
能美市根上総合文化会館で15日、被災地の早期の復旧・復興を願うイルミネーションが点灯された。輪島市の白米(しろよね)千枚田の名物「あぜのきらめき」の発光ダイオード(LED)約2万5千個を使い、会場が能登の里山里海をイメージした幻想的な光に彩られた。 27~28日の第61回根上り七夕まつり(北國新聞社後援)の特別企画。市商工会青年部がアイデアを練り、市民の協力を得て制作作業を進めた。青やピンク、緑などに色を変えるLEDを会館裏の池や芝生に配し、ハートやスマイルマークとともに「SMILE NOTO」の光の文字を描いた。 完成セレモニーでは、市内に避難している被災者が加わり、能登へのエールや早期の復興を願うメッセージをつづった短冊約400枚を飾り付けた。井出敏朗市長や坂口茂輪島市長の発声でイルミネーションがともされ、来場者が幻想的な光の演出を楽しんだ。8月25日まで点灯する。