ペアでアクシデント 清水、本田組が演技中断 転倒で「肩が外れたような感じ」覚悟の再開で3位表彰台
◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 最終日(22日、大阪・東和薬品ラクタブドーム) ペアのフリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位発進の清水咲衣(さえ)、本田ルーカス剛史組(木下アカデミー)がアクシデントに見舞われた。 サイドバイサイドの3回転ルッツ―ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)―ダブルアクセルの3連続ジャンプの際、最後のジャンプを着氷した清水はバランスを崩して転倒。「左手をついて、肩が外れたような感じになった」と説明した。 立ち上がった清水は左腕を抑えるような形で苦痛な表情を浮かべ、それを見た本田も心配そうに近づいた。一度演技を中断し、ジャッジやコーチ陣と話し合い。清水は「肩が戻らなかったらしたくてもできないような状態だったと思うんですけど、戻って、技術的にもできるって状態ではあった。ここまで練習してきたので、最後まで滑りきりたいっていう思いがありました」と明かし、観客の大きな拍手に包まれながら頭を下げ、再び競技を再開した。 得点は、84・50点、合計138・72点で3位に入った。清水は「いろんな方のおかげだと思うので、感謝しかない」と語った。
報知新聞社