「“好き”こそがエネルギーの源だ」ワン・イーボーがダンス愛を語る『熱烈』特別映像解禁
9月6日(金)より全国公開されるワン・イーボー主演映画『熱烈』から特別映像が解禁された。 【写真と動画】ワン・イーボーと「感嘆符!」に抜擢されたプロダンサーたちがブレイキン愛を語る『熱烈』特別映像 本作は青年チェン・シュオ(ワン・イーボー)がブレイキン全国大会でトップを目指し、挫折しながらも夢に向かって突き進む青春感動物語。ある日ブレイキンのプロチーム「感嘆符!」のコーチであるディンレイ(ホアン・ボー)から声を掛けられ、エースの身代わり(補欠)としてチームに参加することになったチェンは、「感嘆符!」のメンバーとの友情を深めながらメキメキと頭角を現す。しかし、全国大会を目前にしたチェンとチームに大きな試練が待ち受けていた。 公開された映像は、パリ五輪で女子日本代表・B-Girl Ami(湯浅亜実)が金メダルを獲得して話題となっているブレイキンのパフォーマンスシーンの舞台裏に迫る特別メイキング。映像はブレイキンのプロチーム「感嘆符!」のダンサー役を務めたキャストたちの顔合わせから始まる。ダンサー役として実績豊富なプロのダンサーたちを起用した『熱烈』のキャストは精鋭揃いで、ディン・レイを演じたホアン・ボーも「面白いチームだ。個性がある」と「感嘆符!」に顔をそろえたメンバーを称賛する。 劇中でチームの紅一点、リーダーのチリ役を演じたワン・フェイフェイはダンス番組のチャンピオン。その他のメンバーにも国際大会での優勝経験者や日本のダンスイベント優勝者、さらにはブレイキンの世界チャンピオンが招集されている。チームのエースでカリスマダンサー、主人公チェン・シュオ(ワン・イーボー)の前に立ち塞がるライバル役ケビンを演じたキャスパーは、“悪役”(ヒール)として紹介され苦笑い。彼もまたオーディション番組への出演をきっかけに脚光を浴びたダンサーだ。 しかし、「感嘆符!」メンバー・ルフィ役を演じたリアオ・ボーは「この映画が登場する前ストリートダンスはまともな職業だと思われてなかった」と振り返る。ダー・ポン監督も「全国ダンスリーグの出場者が動画でこんなふうに言ってた。“街の不良が踊っていたダンスが今や正式な競技種目になったんだ。”それを聞いて悲しくなり、いい作品にするという使命感を覚えた」とコメント。フォレスト役のジョウ・リンセンは、「ダンスを始めてから両親に励ましてもらったことがない」と劇中のセリフになぞらえて自身の経験を述懐し、幼い頃は家族からダンスを猛反対されたと話す。 ドラゴン役のジョージも「家族と話し合い頼んだよ、“1~2年やらせてくれ”と」と、ダンスに対する理解を得ることには苦労したと語る。ブレイキンに対する認識を根本から変えようとする監督の下、ワン・イーボーとプロのダンサーたちの奮闘が純度の高い映画『熱烈』は作り上げられた。本作のダンスコーチを務めたダニーは「関わる人たちにはダンスでケガをしてほしくなかった」と話すが、激しい動きを伴うブレイキンにケガはつきもの。「よい作品を作りたいからケガをする」と、テーピングやアイシングをして痛みに耐えながらも必死に練習に励むキャストたちの姿が綴られていく。 また、主演のワン・イーボーは「ダンスは楽しい。“好き”こそがエネルギーの源だ」と力を込める。彼もまたアイドルグープ「UNIQ」のメインダンサー兼リードラッパーとしてデビュー。2017年からの俳優活動後も対戦リアリティ番組「ストリート・ダンス・オブ・チャイナ」で自分のチームを率いて優勝経験もある。「躍っていると高揚するんだ。ダンスを好きになるとすべての時間を捧げたくなる」「彼らの世界にはダンスだけ。シンプルだ」「20年たってもまだ好きだ。この気持ちが何より幸せなんだ」「ダンスがなければ俺は大学進学できなかった」と「感嘆符!」に抜擢されたメンバーたちの熱のこもったコメントが続く。 チャウ・シンチーの『西遊記~はじまりのはじまり~』(2013年)で孫悟空に抜擢され中国を代表する俳優となったホアン・ボーは、ダンサーとしての経験も持つ。彼の「私も“執念”でこの作品を撮った。ただダンスが好きだという子供の心がよみがえった。好きなことを追い求め仕事にできるのは幸せだ。その時間にこそ価値がある。熱烈な人生だよ」というコメントに合わせて、「感嘆符!」のメンバーたち、若き日のホアン・ボー、まだあどけないワン・イーボーのダンス映像が映される。そして映像は“熱烈コール”の大合唱の中、ワン・イーボーが演じるチェンが大ジャンプを披露する瞬間で結ばれる。