「感情が高ぶり思わず手が出た」殺人未遂容疑で逮捕の保育士・動機について話す 鹿児島
鹿児島テレビ
鹿児島市の認定こども園で、2歳の男の子の首を刃物で切りつけた疑いで逮捕・送検された保育士の女が、「子どもとの関係が思い通りに行かず、手が出た」という趣旨の話をしていることが新たに分かりました。 この事件は6月7日、鹿児島市の認定こども園で、保育士の笹山なつき容疑者が、2歳の男の子の首を切りつけた疑いで、逮捕・送検されたものです。 男の子は全治1カ月の重傷で、事件にはカッターナイフが使われたとみられています。 弁護士によりますと笹山容疑者は、仕事や人間関係に悩みを抱えていて、事件の動機については「子どもとの関係が思い通りに行かず、感情が高ぶって思わず手を出してしまった」という趣旨の話をしているということです。 笹山容疑者の学生時代を知る男性がKTSの取材に応じました。 知人男性 「保育士になって子どもたちと接する仕事に就きたいと言っていた」 男性が笹山容疑者と最後に会ったのは、2024年4月だったといいます。 知人男性 「小さい子どものクラスの担任になったと聞いた。とにかく子どもたちがかわいくて、仕事もすごく順調に楽しんでいるんだなと思った」 笹山容疑者が受け持っているクラスでは、子どもがけがをする事故が多くなっていることが分かっています。 男性は今回の事件が起きる前に、「笹山容疑者が女児にけがをさせた」と共通の知人から聞いたということです。 知人男性 「『(女児が)鼻あたりに大きな傷跡が残るような大けがをさせてしまった』という話を笹山容疑者が知人にしていたらしい」 13日明らかになった笹山容疑者の動機については理解ができないといいます。 知人男性 「仕事ですから、うまくいかないこととかおそらく誰しもあること。なぜそういう行動に移ってしまったのかというところいまだに分からない状況」 警察の調べに「殺すつもりはなかった」と容疑を一部否認している笹山容疑者。 警察は引き続き経緯などを捜査しています。
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