上位陣、よもやの初日 大相撲夏場所
「満員御礼」の垂れ幕が下り、盛況の夏場所初日は大荒れとなった。 豪ノ山に完敗したかど番の霧島に始まり、4大関が相次いで黒星。横綱照ノ富士は新小結大の里の投げに屈した。 【写真】新入幕での優勝から一夜明け、記者会見する尊富士 3月の春場所では、尊富士が110年ぶりとなる新入幕優勝を遂げた。上位陣の名誉挽回が期待された中でのよもやの出だしに、八角理事長(元横綱北勝海)は「あしたから気合を入れてやってほしい」とハッパを掛けた。 取組後の東の支度部屋では、向かい合って座る照ノ富士、豊昇龍、貴景勝が押し黙って取材に応じず、重苦しい空気が流れた。