ハリス氏、自分の政権はバイデン政権の続きでない-FOXインタビュー
(ブルームバーグ): 米大統領選の民主党候補ハリス副大統領は16日、FOXニュースとのインタビューで、メキシコ国境での不法移民問題へのバイデン政権の対応や、トランスジェンダーの権利を巡る自身の立場について、批判をかわした。
ハリス氏のFOXとの正式インタビューは今回が初めてで、約30分に及んだ。ハリス氏とFOXのチーフ政治アンカー、ブレット・バイアー氏はとげとげしいやり取りとなり、相手の発言を遮ったり、割り込んだりする場面がしばしば見られた。
ハリス氏はバイデン大統領との関係について、「私の政権が誕生すればバイデン政権の継続ではない点を明確にしておきたい。新たな大統領の就任時は常にそうだが、私は自分の人生における経験・職業上の経験、新たなアイデアをもって臨む」と語った。
インタビューの冒頭、バイアー氏が大統領選の争点の一つである移民問題でハリス氏を追及したのに対し、同氏はバイデン政権がこの問題に真剣に取り組んでおり、問題の多くは現政権の誕生前から存在していたと指摘した。
また、現行の移民制度に問題がある点を認めた上で、国境対策強化のための予算拡充を盛り込んだ超党派の法案の成立を妨害したとして、共和党候補のトランプ前大統領を非難した。
原題:Harris Vows to Be Different Than Biden in Fiery Fox Interview(抜粋)
--取材協力:Skylar Woodhouse、Josh Wingrove.
(c)2024 Bloomberg L.P.
Jennifer Epstein, Hadriana Lowenkron