トランプ氏、グリーンランド所有に再び意欲 パナマ運河の返還要求も
トランプ次期米大統領が、戦略的な要衝に当たる他国の領土について一方的な主張を展開し、正式な就任前から外交上の圧力を強めている。22日、デンマークの自治領グリーンランドを米国が所有することが「絶対に必要」との考えをSNSに投稿した。パナマ運河の「返還」を求める可能性も示している。 【写真】トランプ氏、シリア内戦めぐり「我々の戦いではない」と非介入を明言 トランプ氏は、駐デンマーク大使の指名を発表する投稿で「国家安全保障と世界の自由のため、米国がグリーンランドを所有、管理することが絶対に必要だと感じている」と述べた。ロイター通信によると、グリーンランド自治政府のエーエデ首相は23日、「グリーンランドは売り物ではない」と拒否する考えを示した。
朝日新聞社