大統領選残り2カ月、互角の戦い 10日に討論会、情勢に影響も
【ワシントン共同】11月の米大統領選は5日で投開票まで残り2カ月の終盤に突入する。民主党候補ハリス副大統領(59)と共和党候補トランプ前大統領(78)の支持率は互角。初の直接対決となる10日のテレビ討論会はパフォーマンスが情勢に直結する可能性があり、注目を集めている。6日には郵便投票の手続きが一部の州で始まり、期日前投票が徐々に本格化する。 政治サイト、リアル・クリア・ポリティクスによると、結果を左右する激戦7州の各種世論調査の平均支持率は3日時点でハリス氏47.7%、トランプ氏47.5%。 7月21日のバイデン大統領(81)撤退を受けて急きょ出馬したハリス氏は世代交代が好感され、追い上げる。トランプ氏は7月13日の暗殺未遂事件を切り抜け共和党の求心力を高めたが、ハリス氏への個人攻撃が差別的と批判されており、無党派層への浸透が課題だ。 討論会は激戦州の東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで開かれ、主催のABCテレビが中継する。内容次第で形勢が変わる可能性がある。