2028年より雇用保険適用が拡大。パート主婦への影響はある?手取りはまた減るのか
7割以上の人が雇用保険の適用拡大を「知らなかった」と回答
株式会社ビースタイル ホールディングスは「雇用保険の適用対象拡大」をテーマに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を実施しています。 調査概要は下記のとおりです。 ・調査手法:インターネットリサーチ(無記名式) ・有効回答者数:536名 ・調査実施日:2024年1月17日(水)~2024年1月24日(水)まで ・調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者 ・リリース公開日:2024年4月24日 上記調査の結果、76.7%の人が、雇用保険の適用対象を10時間以上へ拡大することを「知らなかった」と回答しています。 「知っていた」と回答した人は2割程度にとどまっており、4年後に適用される制度がまだ認知されていない現状がみてとれます。 また、「雇用保険の適用対象が10時間以上にまで拡大された場合、あなたが仕事する際の希望条件に影響はありますか」というアンケートでは、32.8%の人が「希望条件に影響はない」と回答しました。 次いで多かったのは、28.5%で「制度をよく知らないのでわからない」、27.6%で「今より給与を高くしたい」が続く結果に。 雇用保険が適用拡大されることに対して「影響がない」と考える人が最も多い結果となりましたが、3割近くの人が適用拡大に伴い給与を高くしたいという希望をしていることがわかります。
半数以上が雇用保険の適用対象拡大について「どちらとも言えない」
株式会社ビースタイル ホールディングスの同調査で、「あなたは、雇用保険の適用対象が10時間以上の人まで拡大されることについてどう思いますか」と尋ねると、54.1%が「どちらとも言えない」と回答しました。 「賛成」が33.2%、「反対」が12.7%となっており、賛成のほうが反対よりも3倍近く多い結果となりました。 賛成派の意見としては、「失業保険を利用出来る」といった給付金の適用対象になることをメリットとして挙げています。 一方で反対派の意見としては、「手取りが確実にへる」といった保険料天引きにより手取り額減少を懸念する声が聞かれました。 政府は、改正となる2028年10月に向けて、雇用保険に加入することで対象者にどのようなメリットがあるのか、どの程度の負担が想定されるのかを伝えていくことが今後の課題になるとうかがえます。