「勝負強さは尽誠で一番」主将・菊地 18年ぶり甲子園勝利の立役者 交流試合
2020年甲子園高校野球交流試合は第6日の17日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われ、第2試合で尽誠学園(香川)が智弁和歌山を8―1で破った。 【写真特集】特別な夏・智弁和歌山vs尽誠学園 「強打の智弁」のお株を奪う、序盤の鮮やかな集中打だった。尽誠学園は二回までに7安打で計6点を奪い、試合の流れを大きく引き寄せた。 立役者は、西村監督が「勝負強さはチームで1番」と評する主将でリードオフマンの菊地だ。1点を追う一回の第1打席、智弁和歌山の先発右腕・大林の変化球を引っ張り左前打で出ると、4番・仲村の適時二塁打で同点のホームを踏んだ。続く二回は1死満塁の好機で打席が回り、真ん中に甘く入った初球の直球を逃さず強振。中堅左への走者一掃の適時二塁打となり、塁上でガッツポーズを見せた。 昨秋の公式戦では打率3割7分5厘をマークし、チーム2位タイの8打点。守備でも二塁手として、秋の8試合で1試合平均失策0・5個の堅守を支えてきた。神戸市立高倉中出身で、中学2年だった2016年には硬式野球チーム「ヤング神戸須磨クラブ」でヤングリーグ日本一も経験。全国の舞台を経験してきた勝負強さを甲子園でも発揮した。 尽誠学園としては、春夏ともに準々決勝に進出した02年以来となる甲子園での勝利。主将の快打で18年ぶりに試合後に校歌を響かせた。【伝田賢史】 ◇最終日もライブ中継 ニュースサイト「毎日新聞」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)と「Yahoo!JAPAN」が運営する「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)で展開する「センバツLIVE!」では、センバツ交流試合の全16試合をライブ中継します。センバツLIVE!は、パソコンやスマートフォンで、いつでもどこでも無料でお楽しみいただけます。勝負の裏側に迫った最新のニュースや写真特集など、試合の情報が盛りだくさんです。センバツ交流試合にどうぞご注目ください。