新垣比菜が首位キープ 6年ぶりの優勝へサンデーバックナインへ…全米女子OPでランク上位不在の新潟で熱戦
◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス 最終日(2日、新潟・ヨネックスCC=6339ヤード、パー72) 最終組が前半を終了した。首位からスタートした新垣比菜(ダイキン工業)が前半の9ホールを3バーディー、2ボギーの35で回り、通算13アンダーで首位をキープしている。2018年のサイバーエージェントレディス以来、6年ぶりのツアー2勝目に向けて、勝負のサンデーバックナイン(最終日の後半9ホール)に向かった。 新垣は、まだ19歳だった2018年5月に早々とツアー初優勝。逸材がそろう1998年度生まれの「黄金世代」の中でもエース格と目され、一気に人気も急上昇した。2018年は賞金ランク23位と躍進したが、その後、成績は緩やかに下降し、昨年はポイントランク69位でシード権を逃した。今季もここまで12試合で予選落ちが6回。ポイントランク66位と大きな見せ場がなかったが、今大会は抜群の存在感を発揮している。 新垣とともに最終組で回る穴井詩(ゴルフ5)は2打差2位、鶴岡果恋(明治安田生命)は3打差の3位。地元の新潟出身の高橋彩華(東芝)が前半の9ホールを4バーディー、1ボギーの33で回り、首位と3打差の3位に浮上している。11番まで終了した桑木志帆(大和ハウス工業)も3打差3位。 ポイントランク1位の竹田、同2位の岩井千怜(ちさと、ホンダ)、同3位の小祝さくら(ニトリ)、同4位の山下美夢有(みゆう、加賀電子)、同5位の鈴木愛(セールスフォース)、先週のリゾートトラストレディスを制した同7位の岩井明愛(あきえ、ホンダ)ら多くの上位選手は同週開催の全米女子オープン(30日~6月2日、米ペンシルベニア州ランカスターCC)に出場。優勝争い常連のランク上位選手は不在ながら、新潟の戦いは小雨が降る中、熱戦が続いている。
報知新聞社