隠蔽は?再発防止は?鹿児島県警・野川本部長が離任会見「疑念晴れないままの離任は心残り」
Q.協力を求められた時にもしっかり協力していく、鹿児島県警の再発防止を今後も見届ける、協力していくという認識か (野川明輝本部長)「個人的にはその思いはあるが、公の立場からすると、現職の本部長に対してOBが介入するのはなかなか難しい面がある。ただ、思いとしてはやはり心残り、見守りたいと思う」 (キャスター) 野川本部長を巡っては、前の生活安全部長が「不祥事を隠蔽した」と主張していますが、この点が明らかになっていないままでの離任となりましたね。 (記者) 野川本部長は1日の会見で、疑念が残る中での離任を謝罪しながらも、「過去に起きた客観的事実は変わることがない」と説明しました。 元警察大学校の校長で、京都産業大学の田村正博教授はどう見ているのか、聞きました。 (元警察大学校長・京都産業大学 田村正博教授)「トップというのは具体的な行動も必要だが、同時に県警を象徴する機能。問題だったと言われている人が象徴するよりは、言われていない人が象徴するほうが本来の新しい県警としてふさわしい」 (元警察大学校長・京都産業大学 田村正博教授)「本当だったらもっと早く異動している。(本部長は)県警を代表し職員を統率するのが仕事。そういう者として長官注意を受けた人が残っている方が極めて異例」 (記者) 野川本部長は今月5日付で警察庁長官官房付へ異動します。ただ今後の具体的な職務などは明らかになっていません。
南日本放送