相次ぐ退職者… 運転士不足で減便も 熊本電鉄「間隔に余裕を持たせたい」
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熊本電鉄が2025年2月3日(月)、鉄道線のダイヤを改正します。 主な内容は、運行間隔の見直しや始発・終電時刻の変更です。藤崎宮前~御代志間や上熊本~北熊本間も減便となります。 つまり… 図で見るダイヤ改正 例えば藤崎宮前~御代志間は、朝・夕のラッシュ時間帯で20分間隔の運行に(現行15分間隔)。月曜から木曜は、始発(御代志→藤崎宮前)が現行の6時26分から6時36分に繰り下げ、終電(藤崎宮前→御代志)が現行の23時00分から22時35分に繰り上げとなります。上熊本~北熊本間も終日、運行間隔が現行の30分から40分に広がります。 運行本数は平日で、現行の計159本から121本に(△38本)。休日は現行の計120本から91本に減ります(△29本)。 同社では、運転士が補充を上回るペースで退職しているといい、現行ダイヤの維持が困難な状況です。また、運転士見習い者が免許を取得するには1年以上の日数を要することから、当面は改正後のダイヤを継続し、運転士補充の見通しが立ち次第、改めてダイヤの構成を検討するとしています。 なおコロナ禍以後、利用者が回復したことで、熊本電鉄では慢性的な遅延が発生しています。同社は、減便しダイヤの間隔に余裕を持たせることで適正な運行を目指し、さらなる安全運行に努めたい構えです。
乗りものニュース編集部