「窓口は今から2時間かかる」言葉巧みコンビニのATMに誘導…デタラメ還付金で60代男性「変だと思ったんだよね、そのままパネルを」約100万円詐欺被害
24日午前、札幌市手稲区に住む60代の男性が、区役所の職員を名乗る男らから「保険の還付金がある」などと持ち掛けられ、約100万円をだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査しています。 警察によりますと、24日午前9時45分ごろ、手稲区に住む60代の男性のもとに、区役所の保険担当を名乗る男から「平成25年から平成30年までの保険の還付金があります」などと電話がありました。 電話で男は「既に書類をお送りし、先週末までの申込でしたが、申込がなかったので再度ご連絡しました。期限が過ぎましたが、近くの金融機関で手続きができます。保有している銀行を教えてください」と話すと、男性は、2か月前に区役所に別の相談をしていたことから信じてしまいました。 その後、金融機関の職員を名乗る男から男性に電話があり「申請にはキャッシュカードが必要です。キャッシュカードは持っていますか?」などと聞かれ、男性が回答すると男は「そのカードが使えるATMは古く、対応していない。窓口は今から約2時間かかるため、コンビニのATMで申請しましょう」などと男性をコンビニ誘導しました。 そして、男性は男の指示通りに機械を操作し、99万8924円を振り込んでしまったということです。 その際、男は「明細の紙は捨ててくれ」などと指示していたということです。 自宅に戻った男性は、不審に思い区役所に問い合わせをして被害に気づき、警察に通報しました。 男性は、警察に「変だと思ったんだよね、そのままパネルを押してしまった」と話しているということです。 警察は還付金詐欺事件として捜査しています。
北海道放送(株)
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