「謎の光処理」「一時期ゴールデン帯でした」 視聴者の方がヒヤヒヤした過激アニメ
名作だが過激すぎる
グロ描写や下ネタ、他作品のきわどいパロディを取り入れた過激なマンガのなかには、攻めすぎて地上波で放送するのがギリギリだった過激なアニメも存在します。 【画像】え…っ?キービジュアルで「出し過ぎ」では? こちらが「アニメ化されて驚いた」過激な作品たちです(9枚) ●『BLACK LAGOON The Second Barrage』 タイの架空の犯罪都市「ロアナプラ」が舞台のアニメ『BLACK LAGOON』は、ハードボイルドなクライム作品です。そのなかでも、アニメ2期の『BLACK LAGOON The Second Barrage』は、その凄惨な内容が物議をかもしました。 物語の中心となるのは、暗殺者として登場した「ヘンゼル」と「グレーテル」と呼ばれる可憐な男女の双子で、彼らは次々とマフィアたちを殺し始めます。双子のターゲットの殺し方やバックボーン、そしてその結末は、彼らがまだ子供だということも相まって、目を覆いたくなるほど陰惨な内容でした。 ただ過激なだけではなく、なぜ双子がこれほど狂ってしまったのかも描かれており、その境遇や結末に切なさも感じる秀逸な物語なので、興味がある方にはかなりお勧めしたい作品です。 ●『監獄学園』 アニメ『監獄学園(プリズンスクール)』は、2015年に地上波で放送された作品で、女子の比率が圧倒的に多い学園に入学した数少ない男子生徒が、学内の監獄に投獄されるという奇抜な設定と、過激でユニークな下ネタで人気を博しました。 お色気路線のアニメでありながら、下ネタ以外にも、登場人物たちの強烈な個性や主人公たちの特殊な友情など見どころは多く、実写ドラマ化もされた『監獄学園』はかなりの知名度を獲得しています。もちろん地上波放送では、きわどい場面では「ぼかし」や「謎の光」を多用していましたが、その「隠し方」も絶妙で視聴者の間で話題になりました。 ●『銀魂』 2006年に放送開始したアニメ『銀魂』は、2021年に劇場アニメ『銀魂 THE FINAL』が公開されるなど、長きにわたり愛されてきた作品です。ギリギリを攻めるユーモアと自由な表現が特徴の『銀魂』は、時事ネタやパロディを多用し、他作品や有名人を元ネタにしたギャグ、下ネタを多く含んでおり、地上波アニメとしてはかなり挑戦的な内容でした。 特に某議員の「号泣会見」や有名女性政治家のパロディ回では、視聴者の方が触れても大丈夫なのか不安になる内容で、物議をかもしています。他にも、モザイクを多用するレベルのキツい下ネタ回もあるなど、攻めた姿勢を貫いていました。同作は2018年に深夜帯に移動するまで、18時や19時など子供も視聴する時間に放送されていたことが、なによりの驚きです。 コンプライアンスが今よりもゆるかった時代背景もあるものの、やりすぎたパロディネタで元ネタの関係者が激怒し、スタッフが土下座して謝ったという噂もあり、まさにギリギリを攻めたアニメといえるでしょう。
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