【兵庫県知事選】候補者の主張③前知事・斎藤元彦氏(47)「3年間の歩みを無にするわけにいかない」
11月17日に投開票が行われる兵庫県知事選は、過去最多の7人の候補者が立候補し、県議会の不信任決議により失職した前知事に、国会議員・市長経験者ら6人の新人が挑む構図となりました。選挙戦は、前知事の3年間の県政への評価や、元幹部職員による告発文書問題への対応の是非が主な争点となっていますが、各候補者の街頭演説や記者会見での発言などをもとに、それぞれの候補が訴える主張や、争点に対する見解をまとめました。 【兵庫県知事選】候補者の主張④医師・大沢芳清氏(61)「県立高校の統廃合中止、学校給食を無償化」 この記事では、前兵庫県知事・斎藤元彦氏の主張・見解について紹介します。
■“パワハラ”などの告発文書問題への対応に対する見解
「今回の問題で、県民の皆さんに多くのご心配をおかけして、申し訳ありませんでした。これから私自身もしっかりと自分のことを見つめ直すことが必要。職員の皆さんや県議会との関係をもっと丁寧にして、反省すべきは反省し、改めるべきことはしっかり改めていく」
■前知事の3年間の県政に対する評価
「知事の給与・退職金をカットし、県庁舎の建て替えについても職員・議会から強い反発があったが、一回ストップ(凍結)した。県立大学の授業料の無償化は今年からスタートした。自分の進んできた方向は間違っていないし、このまま続けなければならない」
■知事に当選したら進めたい施策など
「改革はまだまだ道半ば。時代に合わない事業や予算を、もっともっと見直し、県民の皆さんのための事業、県政をしなければいけない。旧態依然とした県政には戻してはいけない。今ここで、3年間やってきたこの歩みを、無にするわけにはいかない」
■候補者の略歴
斎藤元彦(さいとう・もとひこ)47歳(※年齢は投票日時点) ①無所属・前 ②出身地:兵庫県神戸市 ③経歴:2002年東京大経済学部卒、元総務省官僚 ④首長・議員歴:2021年~兵庫県知事 ◇◇◇◇
11月17日投開票の兵庫知事選には、届け出順で、前参院議員の清水貴之氏(50)、前尼崎市長の稲村和美氏(52)、前兵庫県知事の斎藤元彦氏(47)、共産の推薦を受ける医師の大沢芳清氏(61)、会社経営の福本繁幸氏(58)、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)、会社経営の木島洋嗣氏(49)の7人が立候補しています。 ※候補者の年齢は投票日時点