阪神、完封負けも甲子園で今季2度目の”ノーノー”の屈辱は回避「近本MVP」「空気よんでノーノーくだされ」
◇30日 阪神0―2DeNA(甲子園) セ・リーグ2位でのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めている阪神は8回までDeNAの3投手による継投の前に無安打無得点。今季2度目の”被ノーノー”という悪夢が現実味を帯びてきた9回、先頭の1番・近本光司外野手がチーム初安打を放ち、甲子園での屈辱を逃れた。ネット上でも安堵(あんど)の声が広がった。 阪神はDeNAの先発・吉野が6イニング無失点と好投すると、伊勢、佐々木もそれぞれ1イニングを無安打でリレーした。無安打無得点のまま迎えた2点を追う9回は1番の近本からの好打順。近本はDeNAの4番手・森原の2球目の変化球を捉えて左前打を放ち、5月24日に巨人・戸郷に許して以来となる”聖地”でのノーヒットノーランは回避。1死後に3番の森下も左前打で一、二塁とすると、場内のムードも最高潮に。だが、一発が出れば大逆転勝利となる場面で、主軸の大山が右飛、続く佐藤輝は空振り三振に倒れて完封負けを喫した。 すでに2位が決まっていることで”消化試合”とはいえ、X(旧ツイッター)では安堵(あんど)する声が多数。「ノーノー」がトレンド入りすると、「ノーノー回避しただけでMVPにしちゃう!近本!!ヒットだけで逆転レベルの盛り上がりです私の心の中!」「甲子園がシーズン最終日やから9回までノーノーで観客をヒヤヒヤさせておいて9回だけで逆転するっていうサプライズです?」「阪神ノーノー回避からの迫真の残塁芸か!?」といった声やDeNAファンとみられるユーザーから「阪神さん消化試合なら空気よんでノーノーくだされ」とさまざまな声が上がった。
中日スポーツ