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特殊詐欺の『闇バイト』をSNSで募集した疑いで、熊本市に住む10代の姉弟が逮捕された事件で、警察は新たに、指示役とみられる暴力団幹部の男を11月5日に逮捕した。 【画像】警察はいわゆる『トクリュウ』とみて捜査

「短期間で高収入」と『闇バイト』募集か

職業安定法違反の疑いで逮捕されたのは、住所不定・指定暴力団道仁会系組幹部の西村達哉容疑者（27）。 警察によると、西村容疑者は10月に「短期間で高収入、やりたい人いたら連絡ください」といった内容をSNSに投稿。特殊詐欺の『受け子』や『出し子』といったいわゆる『闇バイト』を募集した疑いが持たれている。 警察は捜査に支障があるとして西村容疑者の認否を明らかにしていない。 この事件をめぐっては10月20日に熊本県内に住む男子高校生から「闇バイトとは知らずに応募し断ろうとしたら『金を払え』と脅された」などと警察に相談があったことで発覚。 警察は、実際にSNSに書き込みをして勧誘するなどした疑いで、11月1日に熊本市に住む10代の姉弟を逮捕し、捜査を進めてきた。 警察は、西村容疑者が姉弟への指示役とみていて、SNSなどで集められた匿名の流動型犯罪グループ、いわゆる『トクリュウ』とみて調べている。 （テレビ熊本）