トランプ氏がごみ収集作業員に バイデン氏の失言に乗じてジョーク
米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領は30日、中西部ウィスコンシン州で、作業員の装いで、ごみ収集車を模したトラックに乗るパフォーマンスを見せた。民主党のバイデン大統領がトランプ氏の支持者を「ごみ」と発言して批判を浴びているのに乗じて、「私のごみ収集車はどうだい」とジョークを飛ばした。 【写真】「私のごみ収集車はどうだい」と作業員を演じるトランプ氏 トランプ氏は反射バンドをあしらったオレンジ色の作業用ベストを着用し、「トランプ2024」とステッカーを張ったトラックの助手席に乗った。 記者団には「このトラックはバイデン氏と(民主党候補の)ハリス氏(副大統領)に敬意をこめたものだ」と発言。その後の選挙集会でもベストを着たまま演説した。 トランプ氏は27日の選挙集会で、場を盛り上げるために呼んだコメディアンが米自治領プエルトリコは「ごみの浮き島だ」と発言したことを巡って批判を浴びていた。 しかし、バイデン氏が29日にこの発言に言及した際、トランプ氏の支持者を「ごみ」と言ってしまい、今度は逆にトランプ陣営が批判を強めている。【ワシントン秋山信一】