『ネット流行語100』ガンダムSEED席巻! 年間大賞は『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』で18位に『無課金おじさん』
今年ネットで最も流行った言葉を決定する企画『ネット流行語100』が18日に発表され、年間大賞が映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に決定した。ガンダム関連単語は大賞のほか12単語がランクインするなど今年のネットを席巻し、第2位は『猫ミーム』、第3位は『好きな惣菜発表ドラゴン』となった。 【写真】18位で喜ぶ”無課金おじさん” 『ネット流行語』100位まで一覧も 「ネット流行語100」は2018年にスタートし、今年で7回目。ピクシブとドワンゴの共同企画で、選出方法は2024年1月1日~11月18日の期間に運営するサービス「ピクシブ百科事典」と「ニコニコ大百科」の各単語ページにおける2024年のアクセス数の合算値が、昨年と比較して特に多かった100単語を「ノミネート100」として決定。さらに、ノミネート100の中から、最も差分が多かった言葉を「年間大賞」として表彰した。 年間大賞に選ばれた『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの劇場版として、同シリーズ2作目の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の2年後を描いた作品。2024年1月26日に公開され、観客動員数300万人・興行収入50億円を突破する大ヒットを記録した。 ガンダム関連単語は大賞のほか、『マイティーストライクフリーダムガンダム』(5位)や『デスティニーガンダムSpecII』(11位)など12単語がランクインし、同作の盛り上がりが証明される結果となった。 第2位は『猫ミーム』がランクイン。『猫ミーム』は、切り抜いた実写の猫の映像に字幕を重ね、ストーリー仕立てにしている動画などのことで、2023年頃から投稿が増え、2024年に『猫ミーム』と名称がつけられSNSで拡散したことをきっかけに一大ムーブメントになった。そして第3位は、同じくネットミームとして多くの二次創作が生まれた楽曲『好きな惣菜発表ドラゴン』がランクインした。 ニコニコユーザーによるアンケートで選ばれるニコニコ賞は『エビ揉め』に決定。『エビ揉め』は、ゲーム『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の楽曲『Happy Funny Lucky』内の歌詞が実際の言葉とは異なって聴こえることから、ネタ動画やファンアートなどに派生し話題となった単語。エビに留まることなく、「〇〇揉め」と様々なものを揉む動画が数多く投稿された。 また、昨年よりもpixivへの投稿数が増えたタグ(単語)が対象となるpixiv賞には『ブルーアーカイブ』が選出。『ブルーアーカイブ』は、2021年にNEXON Gamesが開発し、Yostarが運営・翻訳を行うスマートフォン向けゲームアプリ。2024年4月からテレビアニメ『ブルーアーカイブ The Animation』が放送されるなどメディア展開が拡大したほか、ゲーム内で新たなキャラクター、衣装、ストーリー等が公開される度にpixivへの投稿が増え、年間を通して盛り上がりを見せた。 ネット上で新しく生み出され、特に大きな話題となった単語をネット流行語100委員会(ドワンゴ・ピクシブ)が選定する「ネット新語賞」は、総合第3位にもランクインした『好きな惣菜発表ドラゴン』に決定。『好きな惣菜発表ドラゴン』は、ボカロPのンバヂ(nbaji)さんが2023年8月に発表したオリジナル楽曲、およびその動画中に登場するキャラクターの通称。ドラゴンが好きな惣菜を次々発表していくという内容のシンプルな楽曲で、「好きな〇〇発表ドラゴン」シリーズとして替え歌や歌ってみた、音MAD(マッド)などの二次創作が生まれ話題になった。 なお、ニコニコがサイバー攻撃の影響でアクセス数が取得できなかった2024年6月・7月の2ヶ月間に、ネットで流行した言葉をユーザー投票により決定する今期限定の「あなうめ賞」は、石丸伸二氏が受賞した。