眞栄田郷敦「芝居ができていなかった」、4年前の悔しさ明かす 監督も絶賛「明確な芝居論が強くある」
映画『ブルーピリオド』の舞台挨拶が8月2日、大阪市内でおこなわれ、主人公・矢口八虎を演じた俳優・眞栄田郷敦が登壇。萩原健太郎監督との2度目のタッグについて、思いを明かした。 【写真】監督の方を向き、笑顔を見せる眞栄田 2017年に『月刊アフタヌーン』で連載が開始し、累計発行部数は700万部超えの漫画「ブルーピリオド」(作:山口つばさ)を映画化。周りの空気を読んで流れに任せて生きてきた高校生が、1枚の絵をきっかけに「美術の世界」にすべてを賭けて挑んでいく・・・主人公を中心に苦悩や挑戦、好きなことに真剣に向き合う姿を描いた青春群像劇となっている。 萩原監督とは、4年前のドラマ『あと3回、君に会える』(カンテレ)ぶり2度目のタッグとなる今回。オファーもらったときの心境について眞栄田は、「めちゃくちゃうれしかったです。1回目ご一緒したときはすごく悔しい思いをしたので、いつか絶対リベンジしてやろうと思っていたんですよね」と明かした。 続けて、「全然芝居ができなくて、そのとき監督に芝居の本を貸していただいたんですよ。それが今の僕の脚本を読むベースになっているんですけど。でもその本がそのときに返せなかくて、次ご一緒したときにリベンジして返そうと思っていたんです」と当時を振りかえった眞栄田。 「で、今回のクランクアップのとき、監督が花束をくださって僕が本を返したっていう・・・エモッ!自分もレベルアップしていきたいし、これからも一緒にやり続けていきたい」と、4年を経ての秘話が明かされた。 それを受け、萩原監督は「4年前は本人もさぐりさぐりやっていた感じがあったんですけど、今回久しぶりにやってみた思ったのが、自分のなかに明確な芝居論みたいなものが強くできていたんですよ。本当に対等に話して撮影を進められて、どんどん現場で良いものが生まれていった」と絶賛。 眞栄田は「今回は同じ目線になって意見を出し合って、ときにはぶつかることもあったけど(笑)。そういう現場がすごく楽しかったですね」と笑顔をみせた。 映画『ブルーピリオド』は8月9日に全国ロードショーされる。