12~15歳の少女3人の尻触り児童ポルノをスマホに所持 元警察官の43歳男に有罪判決「健全な育成に悪影響懸念」福島地裁
テレビユー福島
現職の警察官だった男が、商業施設で少女3人の尻を触るなどした罪に問われていた裁判で、29日、男に有罪判決が言い渡されました。 ▼10代女性3人の尻触り、児童ポルノ所持などの罪で公判中 警察官を「停職」処分 福島県警 判決を受けたのは、福島県警の元警察官・渡辺振一朗被告(43)です。判決によりますと、渡辺被告は現職の警察官だった去年11月から今年5月にかけて、福島県郡山市内の商業施設で12歳、13歳、15歳の少女3人の尻を服の上から触りました。また、今年6月には、児童ポルノの画像5点をスマートフォンに所持しました。 29日に開かれた判決公判で、福島地裁の島田環裁判官は「被害者3人は大きな精神的苦痛を受け、日常生活に著しい支障を生じさせていて、今後の心身の健全な育成に悪影響を及ぼすことが懸念される」としました。そして、現職の警察官でありながら、常習痴漢行為などの犯行に及んだことについて「児童の権利を擁護するという法規範を遵守しようという意識を著しく欠いていて、その意思決定には強い非難が妥当」と指摘しました。 一方で「被告は犯行を認めて反省し、医療機関に通うなどして更生の意欲を示している」こと、前科がなく、「妻が今後の監督を約束していること」などを考慮したとして、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
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