三輪記子弁護士、斎藤元彦知事の疑惑に対する捜査は「客観的な証拠が集めやすい」
三輪記子弁護士(48)が25日、ABCテレビ「newsおかえり」(月~金曜午後3時40分)に生出演し、斎藤元彦知事(47)が再選された兵庫県知事選での広報やSNS戦略をめぐり、公職選挙法に抵触する可能性が浮上している問題についてコメントした。 【写真】軽トラをバックに写真に納まる斎藤元彦知事と人気女優2人 今回の問題は、投開票後の11月20日に兵庫県内のPR会社の経営者が、インターネットの投稿プラットフォーム「note」に投稿した記事の内容が発端。経営者は、斎藤氏の陣営で「広報全般を任せていただいていた立場として、まとめを残しておきたいと思います」と記し、プロフィル写真の撮影の様子や、X(旧ツイッター)の公式応援アカウントの立ち上げや運用などを手がけたこと、キャッチコピーを「躍動する兵庫」から「兵庫の躍動を止めない!」と提案したことなどを詳細に記載。現在は削除されている。 斎藤氏はこの日、都内で開かれた全国知事会議後、報道陣の取材に応じ、疑惑を明確に否定した。 三輪氏は「今回の問題は、県内の業者っていうところも問題が大きいのかなと思っている」。コメンテーターを務める同局の木原善隆氏に「自分自身が有権者である選挙に関して、適法なコンサルタントであったとしても関わるっていうのは、一定程度危険性が高まってしまうんじゃないかと思うんですが」と質問した。 木原氏は「高いですよね。私の知っている選挙プランナーは、『自分が有権者の選挙には絶対に関わらない』という人もいますし」とし、加えて、経営者が兵庫県からさまざまな仕事を受けていると指摘。MCの横山太一アナウンサーが、経営者が兵庫県のeスポーツ検討会委員や地方創生戦略委員、空飛ぶクルマ会議検討委員などに就いていることを補足すると、「利害関係者ということになると、さらに問題は複雑化しますよね」と解説した。 三輪氏は今後について、「選挙犯罪については、民主主義の根幹ですから、適正に、かつ、しっかりと捜査はされるものだなという印象はあります」とした上で、「インターネットの世界になって、証拠が残りやすくはなっている。捜査の仕方自体は、結構客観的な証拠が集めやすいのはあると思う。実態の調査にあたって、本人たちの弁明というのはあまり意味がなくて、実態がどうだったのというのが客観的に捜査ができるって件ですよね」と話していた。