PGM以外でも「クーラー付きカート」が登場! プレーヤーと従業員を守る“ゴルフ場の酷暑対策”最前線とは?
「近年のコースメンテナンスで難しいところは気温が高さだけじゃなく、ゲリラ豪雨などで短時間に大雨が降ることです。芝に含まれる水分量が頻繁に変わるので、コース内の散水する場所や量をその都度変更しています」 「芝に与える水の量は少なくても多すぎてもダメです。夏の時期はどこのゴルフ場のグリーンキーパーも緊張感が高まっているはずだと思います」と、暑さに対する抜本的な対策がない中、頭を悩ませながら最善を目指しているそうです。 コース管理の仕事は炎天下での作業になることもあるので、ゴルフ場側は熱中症対策ドリンク、保冷剤や冷感スプレーなどを提供するなど、あらゆる方法で暑さ対策をしているといいます。 「コース内で作業する時間帯もできるだけ朝と夕方にして、暑い時間帯を避けて行うように心がけています」 気温の高さだけではなく、予想のできない大雨などでも一定のコンディションを保つために、メンテナンス計画を臨機応変に変更しながら夏を乗り切る予定だそうです。 ゴルフ場の予約は早ければ半年前や3カ月前から可能になっています。つまり夏の予約は春から開始となります。それまでに予約プランの設定や設備投資を行い、酷暑の中でも快適にプレーできるように早い段階から準備をスタートさせているそうです。 暑い夏でもゴルフを楽しんでもらうためにゴルフ場は様々な対策を行っています。プレーヤー側も万全の体制で夏のゴルフを楽しんでください。
福島睦久