高校生の婚活漫画『初×婚』2月に完結で連載5年半に幕 ”婚姻届”が「りぼん」付録で話題
漫画『初×婚』(作者・黒崎みのり)が、2025年2月3日発売の連載誌『りぼん』3月号にて最終回を迎えることが、27日発売の同誌2月号で発表された。2019年5月の連載スタートから約5年半の歴史に幕を下ろす。高性能なマッチングシステムを用い、生徒が「結婚を前提に恋愛」をするという今までの少女漫画にはなかった新感覚な設定、先の読めない展開が読者の心を掴みトップクラスの人気作品だった。 【画像】高校生の婚活描く!『初×婚』第1話の数ページ 誌面では「“金の夫婦の卵”を決める最終課題がいよいよ始まる! 結婚×学園ラブ 次号、最終回!」と、表紙&カラー49ページで掲載されることを告知している。 『初×婚』(ういこん)は、DNAデータや心理テスト結果などをまとめたマッチングシステムで選ばれた男女2人のカップルが、入学時から寮生活するという特殊な学校を舞台に、3年後に最も優れたカップル「金の夫婦の卵(ゴールデンカップル)」に選ばれることを目指すストーリー。 「ゴールデンカップル」に選ばれると、卒業と同時に“入籍&IT大企業の社長の座が約束”されているという、今までの少女漫画にはなかった新感覚な設定と結婚レースを勝ち抜くためのジェットコースターのような予測不能の展開が人気を博し、コミックスは累計220万部を突破。 また、“高校生の婚活漫画”として、ウエディング情報誌『ゼクシィ』とコラボもしており、2020年には”婚姻届”が『りぼん』の付録となって話題になった。 ORICON NEWSは作者・黒崎氏に連載開始ごろにインタビューしており、少女漫画の王道である「恋愛」ではなく「結婚」をテーマにしたのか?を聞くと、「読者層に対して『恋愛より先に結婚について考える』設定というのは、確かに唐突だと大人は思うかもしれませんが、読者のティーン世代は“結婚”のワードに意外と違和感や抵抗感がないと思います。好きな人ができて、付き合えたら、その人と結婚してずっと一緒にいたいな、と素直に思える世代」とし、「みなさん経験があると思うのですが、好きな男の子の名字と自分の名前をあわせてみたり、自分の名字に男の子の名前をあわせてみたり、将来生まれてくるであろう子どもの名前を考えてみたり…(笑)」と説明。 また、自身の体験談も明かし「私は、夫と婚活パーティーで出会いました。学校生活や仕事をする中で、自然に出会って結婚する“恋愛結婚”も、もちろんすてきですが、婚活で運命的な人を見つける人も多いと思います。今は、マッチングアプリや婚活パーティーを活用して自分で出会いの場所に行き、相手を探すということが普通になってきているので、マッチングシステムについても、受け入れてもらえていると思って描いています」と伝えていた。