『湖の女たち』メイキングより冒頭約4分30秒公開 Blu-rayには2時間以上の映像特典も
11月8日発売の『湖の女たち』のBlu-ray&DVDに収録されるメイキングより、冒頭約4分30秒の映像が公開された。 【写真】『湖の女たち』場面写真(複数あり) 本作は、介護施設での不審死事件を発端としたヒューマンミステリー。『横道世之介』『怒り』など数多くの小説が映画化されてきた作家・吉田修一と、『まほろ駅前』シリーズや『セトウツミ』で知られる大森立嗣監督が、『さよなら渓谷』以来、10年ぶりとなるタッグを組んだ。 100歳の寝たきりの老人が殺された。事件の捜査にあたった西湖署の若手刑事・圭介(福士蒼汰)とベテランの伊佐美(浅野忠信)は、施設の中から容疑者を挙げ、執拗な取り調べを行なっていく。その陰で、圭介は取り調べで出会った介護士・佳代(松本まりか)への歪んだ支配欲を抱いていく。一方、事件を追う週刊誌記者・池田(福地桃子)は、この殺人事件と署が隠蔽してきたある薬害事件に関係があることを突き止めていくが、捜査の先に浮かび上がったのは過去から隠蔽されてきた恐るべき真実だった。 福士と松本が道徳的な通念を踏み外していく主人公の圭介と佳代を演じ、薬害事件のトラウマを引きずる圭介の先輩刑事・伊佐美役で浅野忠信が出演。そのほか、福地桃子、財前直見、土屋希乃、穂志もえか、三田佳子が、幾多の謎や罪に触れる“湖の女たち”を演じた。 Blu-rayには、メイキング、イベント集、対談、予告集など、2時間以上に及ぶ映像特典を収録。DVDとBlu-ray共通で収録される約30分のメイキングから冒頭約4分30秒が、発売に先んじて公開された。 撮影時のインタビューで、福士は松本の印象を「松本さんは常に自分の役にフォーカスしていて、それによって自然と自分も役に入り込めることができるんです」とコメント。また、松本は福士に関して、「(今回演じる)圭介は福士蒼汰の今までのイメージにない役どころだが、撮影初日に想像を超えるほどの圭介がそこにいた」と絶賛した。 さらに、Blu-rayに収録される福士、松本、大森監督による鼎談では、3人それぞれが考える「一番罪深いと思う登場人物」や「役を演じるうえで苦労した点」などが話された。その中で、クライマックスとなるボートシーンでの撮影舞台裏のエピソードも明かされている。
リアルサウンド編集部