アップルがMacを刷新しメモリを「16GB以上」に統一、“生成AI時代”に対応したプラットフォーム作りへの強い意志
写真アプリでは「オレンジのシャツを着てスケートボードに乗っている花子」といった具体的な描写での検索が可能になる。この機能は動画にも対応しており、特定のシーンを検索して直接シーンにジャンプすることもできる。すでに日本語版でも利用可能になっているClean Upは、写真に写り込んだ不要な要素を撮影時の意図や雰囲気を損なうことなく除去できる。 メールアプリケーションでは、Apple Intelligenceが優先度の高いメッセージを自動的に検出して強調表示し、インボックスや特定のスレッドの要約を提供する。Smart Reply機能により、文脈を考慮した適切な返信文の提案も行う。メッセージアプリケーションでも同様の機能が実装され、会話リストでの要約表示やSmart Replyによる返信支援が可能となっている。
無駄な通知を和らげるフォーカス機能にも応用されており、「Reduce Interruptions」という新しいモードが追加される。通知の内容を判別し、子どもの送迎や学校や会社からの通知、急な夕食の誘いなど緊急性の高いものを日常の行動から学習、判別して通知する。 AIと聞いて想像するだろうSiriも大幅な機能強化が施される。これまでのSiriはアシスタントではあるが、AIとは別の仕組みで動作する仕組みだったが、Apple Intelligenceの下では自然な会話が可能になる。
メモ帳アプリでは音声の録音と自動文字起こしが行えるようになり、内容は自動で要約が生成されて効率的な情報整理が可能だ。本文中に計算式を入力すると自動で計算を行う機能も追加され、アラビア数字やデーバナーガリー文字(ヒンディー語)など、複数の数字体系にも対応している。 これらの機能は現在、アメリカ英語でのベータ版だが日本語でも、来年4月には提供される予定だ。 しかし、これらはまだ“始まり”でしかない。