【巨人】阿部監督、渡辺恒雄氏悼む「今季、主筆に日本一の報告をできなかった悔しさを忘れず」
19日に肺炎のため死去した読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏(98)を、巨人の歴代指揮官たちもしのんだ。元監督の長嶋茂雄終身名誉監督(88)前監督の原辰徳オーナー付特別顧問(66)阿部慎之助監督(45)が、球団を通じてコメントを寄せた。 ◇ ◇ ◇ 巨人阿部監督が来季日本一の報告を誓った。渡辺氏の訃報に触れ、球団を通じてコメントを発表。「渡辺主筆には入団当時から温かく見守っていただき、感謝しかありません。叱咤激励の言葉からはいつもジャイアンツへの愛情を感じていました。心よりご冥福をお祈りいたします」と、プロ入り当初から目をかけハッパを掛けられた現役時代を思い出しながら悼んだ。 最後に会ったのは、3月21日の燦燦会だった。就任1年目のシーズン開幕を控える中で「この2、3年ちょっと悪かったけれども、応援団の財界の皆さま方、今年こそ諦めずに、一緒に応援していただきたいと思います」と後押しを受け、4年ぶりの優勝を果たした。ただ、CS敗退で日本シリーズ出場は逃した。「今季、主筆に日本一の報告をできなかった悔しさを忘れず、来季こそ必ず日本一を勝ち取りたいと思います」と約束した。