【プレビュー】エース不在の18位磐田と首位追撃を狙う2位鹿島のよる”エコパ決戦”。注目は新戦力とサイドバック対決 | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは8月10日から12日にかけて第26節が開催。エコパスタジアムでは、ジュビロ磐田と鹿島アントラーズの一戦が行われる。 ●今日のJリーグ中継・実況解説 | 放送予定・試合日程 | DAZN番組表
かつてはタイトルを争う大一番として”ナショナルダービー”と評された時代もあったこの一戦だが、今季はここまで残留争いを強いられている18位磐田と8シーズンぶりのリーグ制覇に向けて勢いを強めている2位鹿島という対極の位置でこの一戦を迎えることになる。 磐田はリーグ5試合勝ちなし。前節は、新潟のボールポゼッションに苦しみ、前半のうちに2点のビハインドという劣勢に立たされたが、後半にエースのFWジャーメイン良の2発で巻き返しに成功。連敗を食い止め、勝ち点1という結果を敵地から持ち帰ったことを前向きに捉えたい。 だが、今節は新潟戦で通算4枚目のイエローカードをもらったジャーメイン良と一発退場したFWマテウス・ペイショットが出場停止。チームの強みであるストライカー二人をの欠場が痛いが、セレッソ大阪から期限付き移籍で加入したFW渡邉りょうがデビューを飾った新潟戦で同点弾を演出し、結果を残したことは好材料。初先発への期待がかかる渡邉にはチームの救世主として注目だ。 また出場停止明けとなるDF松原后は、先発復帰が期待されるともに、鹿島との前回対戦で不運なハンドによってPKを与えてしまった悔しさを晴らす活躍に期待したい。また攻撃的なサイドバック同士の対決としてDF濃野公人とのマッチアップは注目だ。どちらが持ち味を出し、サイドを制するかは、試合の流れを左右するポイントになるかもしれない。 一方の鹿島は、前節の鳥栖に磐石のゲーム運びで3-0で快勝し、中断明けの勝利でリスタートした。また他会場の結果を受けて、首位を走るFC町田ゼルビアとの差を「3」差に詰め寄ることにも成功しており、8シーズンぶりのタイトル獲得への期待感も高まっている。さらに連勝を伸ばして、町田へのプレッシャーを強めていきたいところだ。 鹿島側も新戦力に注目したい。鳥栖戦では前半戦の好調を支えたMF知念慶が出場停止だったが、その代役として1年半ぶりにチームへ帰ってきたMF三竿健斗が早速初先発。MF柴崎岳とボランチでコンビを組んで安定感あるパフォーマンスを見せたことは好材料。今節は、どのようなボランチの組み合わせで試合に臨むか、ランコ・ポポヴィッチ監督の采配には注目が集まる。 またここまで大卒ルーキーながら全試合に先発し、サイドバックながら得点力でも違いを見せている濃野が鳥栖戦でも低弾道のミドルシュートを沈めて2試合連続ゴール中と絶好調。早くもシーズン7得点目をマークした。攻撃に厚みをもたらすキーマンとして今節もゴールという結果に期待したい。 DAZNで『PICK UP MATCH』に選ばれている注目の一戦は11日、19時にキックオフを迎える。