島袋将 18歳新鋭と対戦もファイナルセット途中で棄権<男子テニス>
ドナウ アッパー オーストリア オープン
男子テニスのドナウ アッパー オーストリア オープン(オーストリア/マウトハウゼン、クレー、ATPチャレンジャー)は6日、第8シードの島袋将と世界ランク323位で18歳のM・ランダルーセ(スペイン)のシングルス1回戦が行われたが、島袋が7-5, 1-6, 1-2の時点で棄権を申請しランダルーセが2回戦に駒を進めた。 【西岡良仁、ジョコビッチ、ナダルらBNLイタリア国際組合せ】 世界ランク165位の島袋は直近で出場した4月の光州オープン・チャレンジャー(韓国/光州、ハード、ATPチャレンジャー)で8強入り。今大会は今季クレーコートの初戦となった。 対するランダルーセは2022年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ジュニア男子シングルスのチャンピオン。今季はマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)でツアー初白星を挙げるなど、着実に成長しているスペイン期待の新鋭だ。 1回戦の第1セット、両者2度ずつブレークを奪い合う展開となるなか、第11ゲームで島袋がこのセット3度目のブレークに成功。直後の第12ゲームをキープし先行する。 しかし第2セット、島袋は第2ゲームでブレークを許すと、第3ゲーム終了後に身体の異変を訴えメディカルタイムアウトを取る。治療を受けプレーを再開した島袋だったが、万全な動きができず、その後1ゲームしか獲得できずに1セットオールに追いつかれる。 第2セット終了後にも治療を受けた島袋は、ファイナルセット第3ゲームでブレークを奪われたところで試合の続行を諦め棄権を申請。これによりランダルーセが2回戦に進むこととなった。 ランダルーセは2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク743位のJ・シュヴェルツラー(オーストリア)と予選勝者で同447位のM・ローゼンクランツ(ドイツ)の勝者と対戦する。
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