【山口県】郵便配送車に防犯ステッカー 須々万郵便局・周南警察署と連携
周南市須々万の須々万郵便局(藤井崇史局長)と周南警察署交通課の共同企画で6日、同局の郵便配達車両と営業車に交通安全を喚起するステッカーが貼られた。 ステッカーのデザインは山口県出身でイラストレーターのまえだたかゆきさんが、やわらかく温かみのあるタッチのイラスト。警察の帽子をかぶったゾウが「きをつけるぞう」と書かれたタスキをかけ、「信号まもるぞう」、「よく見て渡るぞう」、「反射材つけるぞう」のメッセージが添えられている。
このイラストはおよそ12年前、徳山動物園にゾウが不在になった時にまえださんが描いたものだという。 周南警察署で保管されていたものを交通課の吉本寿恵巡査長(48)が見つけ、せっかくなら活用したいと吉本巡査長の同級生の藤井局長と企画。秋の交通安全運動ではポストカードの配布もした。 今回のステッカーを貼った車やバイクで配達エリアを走り、人の動きが増える年末年始に向けて注意換気を促す。
吉本巡査長と藤井局長(48)は「まえださんは学校の先輩。同級生の縁で実現したこのコラボ企画で、子どもやお年寄りの目に留まってくれたら」と話す。 同署交通課の宇野隆幸警部補(59)は「県警をあげて交通事故防止に取り組んでいる。ゾウのイラストを活用して皆さんがルールなどを守ることで、事故防止につながれば」と願いを込めた。 来年3月までは継続予定で、イラストやキャッチコピーの入れ替え、ステッカーを貼る他の企業が増えて規模を拡大することにも期待している。