中田翔ら13選手にちなんだ札幌ドーム「限定メニュー」が熱い
【北海道・札幌】3月25日にセ・パ同時開幕したプロ野球。北海道日本ハムファイターズは、29日に札幌ドームでの地元開幕ゲームを迎えました。そんな試合観戦中のお楽しみが、札幌ドームオリジナルの「ファイターズ絶品グルメ」。これは、株式会社札幌ドーム(札幌市豊平区)が企画・販売をしているのですが、日本ハムの選手の個性を最大限に生かしたネーミングと工夫がされているものばかりです。
ダジャレや語呂合わせのネーミング
一例を紹介すると、ハムカツで必勝祈願を期した「中田翔のパワーハムカツバーガー」(600円)や、田中賢介選手が試合前にゲン担ぎで食べるという玄米にヒントを得た「賢介のルーティーン!試合前の鶏天玄米うどん」(750円)など、13選手にちなんだユニークなメニューがそろっています。ちなみに筆者個人的な推しのネーミングは、白村明弘選手が好きだというカキフライをトッピングした「白村だけどブラックカキフライカレー」です。 これらのメニューを担当した同社の商業部飲食事業課・成田礼さんによると「日本ハム球団の担当者との打ち合わせや、日々の試合やパフォーマンス、ヒーローインタビューやメディア情報から選手のプロフィールや好きな食べ物などを調査してメニューを決めていきました。メニューの試作を繰り返す中で、商品として味・ボリューム・価格などが適切かどうかはもちろん、『その選手をしっかりと表現できているメニューか』をチェックしメニューを完成させました」とのこと。
この「ファイターズ絶品グルメ」は、今年で3シーズン目。今までは日本人選手中心でしたが、今回はレアード選手・メンドーサ選手という助っ人外国人選手のメニューも登場、バラエティに富んだラインアップとなりました。 その中でも成田さんが特におすすめしたいというのが、台湾つながりの「日本が生んだ人気モノ!陽岱鋼の台湾まぜそば」(780円)と選手の特性をメニューに反映させた「杉谷拳士のスイッチヒッターどんぶり」(800円)。「台湾まぜそば」はもちもちの太麺を特注で仕入れ、「スイッチヒッターどんぶり」は料理長特製の煮豚とチキンステーキの2種類の肉をガーリックソースで仕上げた逸品。
かなり遊びが利いたネーミングなので、成田さんは「ダジャレや語呂合わせなどで楽しく面白いネーミングに決めたまでは良かったのですが、球団担当者にネーミングの意図や意味を真面目に説明するのには苦労しました。無事に了承していただけて良かったです」と胸を撫でおろしています。 このほか、ヘルメット型のコップをひっくり返した上にソフトクリームが乗る「ファイターズヘルメットカップソフトクリーム」(500円)も登場。今年の北海道日本ハムファイターズは、試合はもちろん本拠地の限定メニューにも注目を。 (ライター・橋場了吾)