石原伸晃氏 “またトラ”で石破首相に忠告「個人的な人間関係を作らない限り、あの大統領は好きに…」
元衆院議員で自民党東京都連最高顧問の石原伸晃氏(67)が、10日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演し、石破茂首相と米次期大統領に就任するドナルド・トランプ前大統領との関係性に私見を語った。 石破氏は7日、来年1月に就任に返り咲くトランプ氏と電話会談し、大統領選の勝利を祝福。「非常にフレンドリーな感じがした。言葉を飾ったり繕ったりするのではなく、本音で話ができる人という印象を持った」と、印象を語った。 「米国第一主義」を掲げるトランプ氏は、輸入品に10~20%の関税を、中国には60%の追加関税をかけることで、国内の製造業を保護する方針を打ち出すとみられる。台湾有事など東アジア情勢も不安定な中、日米の協力態勢は不可欠だが、ディール(取引)を重んじるトランプ氏だけに、石破氏との関係性が注目される。 ゴルフでともにラウンドするなど、トランプ氏と良好な関係性を築いた故・安倍晋三元首相とは対照的に、石破氏はトランプ氏と面識がない。そんな石破氏のトランプ氏対策について、石原氏は「ともかく人間関係を作る。個人的な人間関係を作らない限り、あの大統領は好きにやると思いますよ。(最後の任期なので)次がないわけですよ。好きにやると思いますよ」と忠告した。 進行役のエッセイスト阿川佐和子が「“ハイ、シゲール!”って言わせればいい?」と冗談めかして尋ねると、石原氏は「そういうものがない限り、いくらG7だから仲良くしましょうって、そんな人間関係がないものを仲良くなんかしてくれません」と指摘した。 元宮崎県知事で衆院議員の務めた東国原英夫氏は、「石破さんが言っている(日米)地位協定の見直しとか、そういうのは絶望的です、トランプさんが大統領になったら。あとは、アジア版NATOは夢の中の夢です」と予測。石原氏も「トランプ政権になって、それを言ったらもう相手にされません」と同調していた。