「育休復帰が嫌でたまらなかった…」40代ワーママが夢中で働いた結果、得られた“あるもの”とは?
昔、予備校の先生がこんなことを話していました
「受験科目が少ない人、何なら1科目だけだったら、点数が上がりやすいと思う人~」 浪人生のノリがよい訳がない。 シーン 先生は続けます。 【漫画で読む】育休復帰後、「時短勤務は中途半端だ」と悩んでいた時に救われた「ある言葉」とは
「1科目だけだと成績が上がるというのは、違うぞ」
えっ?そうなの? 下を向きながら講義を聞いていた私も、思わず顔をあげます。 「たいていの人間は、複数の受験科目を設けた方が点数が上がりやすい。1科目だと逃げ道もなくなり、逆に点数が驚くほど下がってしまうこともある。だから科目を極端に少なくすることはお勧めしない」 ふーん。 当時は、全くピンとこなかった私。 負担が少ない方がラクでパフォーマンスも上がり易いのじゃないのかな…と。 でも、ワーママになってから、先生の言葉を何度も思い出すのです。
共働きを始めて10年以上が経ちます
不妊治療に苦しんだ数年のDINKS時代を経て、嬉しいことに3人もの子供に恵まれました。 仕事にも復帰し、徐々にいろんな顔を持つようになりました。 母、妻、会社員、ブロガ―、近所のオバちゃん……など。 もちろん、1番大切なのは家庭での顔。自分に家族がいることが最大の元気の源です。子供達に会えば、仕事のモヤモヤは光の速さですっ飛びます。本当に大事な存在。 ただ困ったことに、子供のみに関わってばかりだと、すべてが彼ら中心になり自分自身が引きずられてしまうことも。 数年前のこと、次男の育休中に、長男が保育園で何度か噛まれて帰ってくることがありました。 先生に相談したものの・・気分は晴れず、家の中でもモヤモヤ。日中「今日は噛まれないかな」と考え、1日の思考の大半を起こるかどうか分からない“お友達とのトラブル”に費やす自分。 子供にも「今日は大丈夫だった?」と何度も尋ね、夫にも「そんなことを聞くな。聞かれた方が負担になるから。そっと見守ろう。」と嫌がられる始末。 でもどうしても不安で、聞かずにはいられない。 神経質になる母親に、長男もなんとなくプレッシャーを感じていたと思います。 こんな状況で、育休から復帰して大丈夫? もっと長男にサポートしなくて良いの? 何なら、保育園を変えるべき? 子供に100%エネルギーを注いでいた私は、最良の策を日々模索していました。 そんなこともあり、次男の育休復帰が、嫌でたまりませんでした。