人質奪還作戦でガザ210人死亡 4人救出、イスラエル「続行」
【エルサレム共同】イスラエル軍は8日、パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトでハマスに拘束されていた人質4人を救出したと発表した。いずれも健康状態に問題はなく、イスラエルの病院に搬送されたとしている。軍が作戦で人質を奪還したのは2月以来。救出された人質は計7人になった。ガザ当局は奪還作戦で住民ら210人が死亡し、少なくとも400人が負傷したと明らかにした。 【解説】歴史が生んだ「世紀の難問」…イスラエル、パレスチナの争いはなぜ始まった
イスラエルのネタニヤフ首相は声明を出し「テロに屈しないと証明した。全ての人質を取り戻すまで作戦を続ける」と強調した。8カ月以上に及ぶ戦闘の終結に向けた国際的な圧力が高まる中、イスラエルが戦果を誇示し、さらに攻勢を強める恐れがある。