生野金属、富安金属印刷とタッグでコロン缶専門店オープン。認知度向上・営業拠点にも活用
18リットル缶および一般缶メーカーの生野金属(本社・大阪府高石市、社長・小西康晴氏)は5月1日、手のひらサイズで丸みのあるコロン缶の専門店「Caran CoronR(カランコロン)」を、岸和田市の新複合商業施設「WHATAWON(ワタワン)」にオープンする。金属印刷トップの富安金属印刷(埼玉県草加市)とタッグを組み、コロン缶の認知度向上、拡販を図る。 コロン缶はヨーロッパを中心に海外ではポピュラーな小さいサイズの缶。約4年前に「日本でもこのようなカバンやポケットに入るサイズの缶があれば、より缶容器が身近になるのでは」と、生野金属と富安金属印刷と共同で商品化をスタートさせた。 本体と蓋それぞれに両面印刷が可能で、多様なデザインを実現できるため、小物入れや、「推し活」アイテムなど、ミュージシャンのツアーグッズやスポーツチーム・アニメ・キャラクターコラボグッズなどで、すでに人気が広がっている。 今回このコロン缶をより多くの一般消費者に届けるため、同ショップを立ち上げた。ショップの窓ガラス一面にはブランドロゴが施され、明るい店内にはお菓子が並ぶようにコロン缶が整列している。直売所としてだけでなく営業拠点としても活用していく考えで、ショップに隣接する商談ブースでは、個人、学校、企業などから、100個程度からの小ロット生産を受け付ける。 カランコロンが入居する複合施設「ワタワン」は、個性的なアパレルブランドやセレクトショップ、フードや宿泊、温浴なども楽しめる滞在型エンターテインメントモール。小西社長は「当社にとって初のBtoC店舗。新進気鋭の場所での、新しいチャレンジとなる」とし「ペール缶や角缶などコロン缶以外のデザイン缶も店舗に置き、業界全体の発信拠点にしていきたい」と意気込む。営業時間は平日12時から17時、土日祝は10時から18時まで。アルバイト店員も募集中。