【速報】2025年新型S1000Rは4年ぶりに2眼マスクを獲得、S1000RRは新ウイングをゲット
ライバルのCB1000ホーネット、Z900と比べて動力性能は圧倒的
2025年型で登場するストリートファイターのライバルと比較すると、ホンダのCB1000ホーネットは1000cc直4で151.7PS、カワサキのZ900は948cc直4で123PS。170PSのS1000RRはパワーで圧倒している。 車重に関しても、CB1000ホーネットが211kg、Z900が213kgなのに対し、S1000Rは199kgと軽量。スペック上の動力性能ではS1000Rが上回っている。一方で価格は1万3250ポンド~(約259万5027円~)。ホーネットは8999ポンド(約167万6000円)、Z900は9999ドル~(約152万円)、Z900SEが1万1849ドル(約184万円)とプライスの面でも上回る。 新型S1000Rは欧州で2025年1月に発売。国内での発売時期や価格は発表次第お伝えしたい。
高性能版のM1000Rも同様のスタイルで刷新
S1000Rをベースに、徹底チューンを施したM1000Rも合わせてモデルチェンジを受けた。M1000Rは、BMWのハイパフォーマンスモデルを表す「M」の名称を与えたバイクの第2弾で2023年にデビュー。直4の心臓部はシフトカムなどで210PSを叩き出し、ウイングレットほか専用パーツをふんだんに用いる。 2025年型では、S1000Rと同様の2眼やMショートストロークスロットルを採用。さらに新型M1000RRと同様、舵角センサー技術の導入によりスライドコントロールを追加した。
S1000RRは大型ウイング導入、シンボルの“エラ”が復活した
スーパースポーツのS1000RRもマイチェンを敢行した。主眼は空力性能の向上。ウイングレットを大型化し、ダウンフォースの向上でコーナリン速度の向上を図った。 新型ウイングは、300km/hで23.1kgのダウンフォースを生成。従来型の17.1kgと比べ、大幅に増加している。さらにフロントフェンダーにはブレーキ用の冷却ダクトを追加。特にサーキット走行時にブレーキの熱ダレを抑え、Fフォークまわりの整流効果も高める。 サイドフェアリングは初代RR風の非対称デザインを復活。左側に放熱用の開口部、右側に初代S 1000 RRを彷彿とさせるサメのエラ風フィンを設置した。 電脳に関しては、Race Pro 1~3などのモードを含むライディングモードプロパッケージが標準装備された。 基本設計は従来型を踏襲し、210PSのハイパワーは不変。車重はSTDが1kg増の198kg、Mパッケージは同じ193.5kgとなっている。