能登半島地震でも仮設住宅として活躍 知ってほしい“トレーラーハウス”【高知】
高知さんさんテレビ
災害時には仮設住宅やボランティアの拠点にも。高知市でトレーラーハウスの展示会が行われました。 高知市宝永町に登場した水色のトレーラーハウス。見た目は“家”ですが車輪が付いていてレッカー車でけん引して移動させることができます。広さは37.4平方メートルで宿泊施設のほか別荘としても活用されています。 川辺 世里奈アナウンサー: 「中は天井が高くてキッチンや風呂場もあります。そして部屋はおよそ6畳で広々としています。たくさん窓があり開放感があります」 2階には4畳から5畳のロフトもあり4人ほどが生活可能。このトレーラーハウスが今災害時に活用できると注目されています。 今年の元日に発生した能登半島地震の被災地では仮設住宅として被災者の生活を支えました。このような活用例を知った高知市の建築業「平安アーキテクト」は今年からトレーラーハウスの受注販売を開始。初めて開催した31日の展示会にはいの町の職員が訪れました。 37.4平方メートルのタイプではおよそ1100万円と高額ですがー 平安アーキテクト・西森 大祐社長: 「これを市町村に数構えるってまず不可能に近いと思うので事業者が平常時、店舗や事務所として利用していて、いざ災害になった時は”貸してください”っていうことで(市町村と)災害協定みたいなのを結んで(活用できる)」 仮設住宅のほかにボランティアの宿泊拠点や診療所として活用することもできます。 いの町土木課・上田 遼太主事: 「災害時のことを考えると町内に1つでもトレーラーハウスが増えていけば今後活用できると思うのですごく参考になりました」 「平安アーキテクト」は南海トラフ地震に備えて県内のトレーラーハウスの普及率を上げたいとしています。 平安アーキテクト・西森 大祐社長: 「早期の災害の復興拠点の構築が素早くできる所が一番のポイント。まずは見に来ていただいて、皆さんにトレーラーハウスって便利なものなんだと知っていただければありがたい」 11月2日(土)から4日(月)には一般の人も来場できる展示会が開催されます。
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