天海祐希、映画『銭天堂』紅子役の特殊メイクに3時間「どんどん痩せていってしまいまいた」
特殊メイクでふくよかな姿に「祖母に似ている」
俳優の天海祐希が12日、都内で行われた映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』宣伝開店&完成報告イベントに白山乃愛、番家天嵩、中田秀夫監督と共に登壇した。 【写真】天海祐希が“ふくよか”な女店主に激変 ファンを驚かせた大掛かりな特殊メイク 本作は、廣嶋玲子氏・作、jyajya氏・絵による児童小説『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』シリーズを、ホラー映画の巨匠・中田監督で実写映画化。老若男女、幸運な人だけがたどり着ける、不思議な駄菓子屋“銭天堂”を舞台に、願いがかなう「ふしぎ駄菓子」を買った人々のてん末が描かれる。 幸運な人だけがたどり着ける、不思議な駄菓子屋“銭天堂”店主・紅子役を演じた天海。中田監督は「天海さんのミュージカルを拝見していて、舞台の中心で華やかな存在感のある姿が、駄菓子屋の真ん中にいる紅子さんと重なったんです」とオファーした理由を述べると、天海は「大人気の小説というのは存じ上げていました。紅子さんはふくよかでドンとされているので、『私でいいんですか?』と何回もお聞きしたんです」と戸惑いがあったという。 そんななか、天海は3時間近くをかけて特殊メイクを施して紅子になった。天海は「全部でそのぐらいになっただけですよ」と大げさには語らなかったが「子どもたちがとてもいい顔をしてお芝居をしているので、負けていられないなと思って、どんどんメイクに気合が入ったんです」と笑う。 出来上がった自身の顔に天海は「祖母に似ているんですよ。系統って似てくるんですね」と語ると「メイクさんは『大丈夫ですよ』と言ってくださったのですが、どうしてもメイクがはがれていくのが嫌なので、口を開けないでいたので、(ものを食べずに)どんどん痩せて行ってしまったんです」とエピソードを披露していた。 今回のイベント会場は、江戸時代に建立された「雑司ヶ谷・鬼子母神堂」の敷地内にある駄菓子屋・上川口屋(かみかわぐちや)。店主の山内雅代さんは、上川口屋13代目の店主で、現在84歳。10歳から店番をしていたという。天海は「駄菓子屋さんの文化はなくなっていけないですよね」としみじみ語ると「私は杏子とか麩菓子が好きでした」と笑顔を見せていた。
ENCOUNT編集部