前田公輝 世界初のミュージカル版「ミセン」に太鼓判「台本を読んだ時に泣けた」
俳優の前田公輝が6日、大阪市内で行われたミュージカル「ミセン」(2025年1月10~14日=大阪・新歌舞伎座)の取材会に出席した。 同作品は、韓国のウェブコミックとして発表されコミックスは累計300万部の大ヒット。ドラマ化されると「ミセンシンドローム」と呼ばれるほどの社会現象を起こした。2016年にはリメークドラマ「HOPE~期待ゼロの新入社員~」(フジテレビ系)が日本で放送された。今回、世界で初めて舞台(ミュージカル)化され、主演を現在放送中のドラマ「私をもらって」(日本テレビ系)で活躍中の前田が務める。 前田が演じるチャン・グレは、20歳の時にプロ棋士試験に落ちてしまい以降は無気力で生きるが、26歳の時にコネでワンインターナショナルという商社にインターンとして入社するところから物語が始まる。 前田は「囲碁棋士を目指していた主人公を演じさせてもらいます。囲碁で培った闘争心であったり、勝負師魂であったりとか、囲碁と社会を結び付けて戦う人物」と人物像を説明。さらに「僕は感情が出る方、チャン・グレに関しては、あまり感情が表に出ないんですけど、今回はミュージカルなので、内に秘めた思いみたいなところが歌によって、情熱的に歌い上げる場面もあるのかもしれない」と期待を持たせた。 最後に「いろんな国々のミセンを知ってるのに、この台本を読んだ時に泣けた。ミセンがそれほど魅力的な作品で、心に訴えかけるメッセージがあるからだと思っていて、短い時間とはいえ、音楽にのせて伝えることによって、心に残ったものがあるんじゃないかな。初めて読み終わった後の余韻に浸りたくなった」と太鼓判を押した。
東スポWEB