「彼も18人に入るのが理想でした」川﨑颯太がユース時代からの“盟友”と大舞台へ。山田楓喜に思い「いつか世界の舞台で戦う夢もある」【パリ五輪】
「ライバルであり本当に大切な頼れる友」
U-23日本代表は現地7月21日、フランス・ボルドーでトレーニングを実施。練習後、川﨑颯太(京都サンガF.C.)が、“盟友”山田楓喜(東京ヴェルディ)とともにパリ五輪を戦える喜びを語った。 【PHOTO】1戦目・2戦目の開催地ボルドーに移動!パリ五輪に向け本気モードでトレーニングに励むU-23日本代表を特集! 2人は京都U-18で育ち、ともに2020年にトップチーム昇格を果たした同期。20日にバックアップメンバーとしてチームに合流した山田について、川﨑はこう語る。 「一番は彼も18人の中に入るのが、自分の中でも理想でした。でも彼もいろいろありましたし、それでもコンディションを合わせて、バックアップに来てくれたのは非常に心強い。今日の練習もそうですけど、左足は一級品だし、このチームで誰でも持ってない能力だと思うので、絶対、チームをいつか助けてくれると思っています」 また、「高校1年生の時からポジションも近かったので、ライバルであり本当に大切な頼れる友」と存在の大きさを強調した。 「3年間、一緒にユースで育って、トップでは最初、試合に出れない期間が僕も楓喜もあって、苦しい時間をともにした。でも、僕が出れるようになって、楓喜が出れない時もあったけど、彼が腐らずやっていたのをずっと見ていたんで、本当に楓喜のことをリスペクトしています。 その楓喜とオリンピックの舞台に立ちたい気持ちもありますし、オリンピックが終わっても、いつか世界の舞台で戦う夢もある。そういうふうに2人で、どんどん切磋琢磨し合える環境に今もいるっていうのは幸せなことだと思います」 時にはライバルとして、時には友として意識しながら、ユース時代、そしてプロの道を歩んできたふたり。そのコンビが、パリ五輪仕様の日の丸の入ったトレーニングウェアに袖を通し、今、フランスの地にいる。 「これまでバチバチしながらもやってきた仲間なんで、一緒に喜び合いたい」と語った川崎。この大舞台で、最後にふたりが輝くメダルを掲げる姿を見られるか。 取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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