蓮沼執太「ゴミうんち展」のサウンドワーク集リリース
蓮沼執太のサウンドワーク集「pooploop」が、本日1月10日から2月16日までオンラインストア・SHOP windandwindowsおよび東京・21_21 DESIGN SIGHT館内ショップ限定で販売される。 【動画】3曲目に収録されている、蓮沼執太の新作フィールドレコーディング作品。 本作には蓮沼が参加する企画展「ゴミうんち展」において、作曲家 / サウンドデザイナーの増田義基、埼玉大学の蔭山健介教授とともに制作したサウンドインスタレーション4作品を収録。「ゴミうんち(pooploop)」というコンセプトをさまざまな切り口で表現した、“音の記録”を鑑賞するアルバムとなっている。 1曲目「Sheet Vibration」は会場エントランスに設置された音響彫刻が奏でるサウンドの記録で、入館証ステッカーのシール台紙を用い、1日の入館者の数で変動する台紙の重さを利用して変調していく様子が収められている。 2曲目「Feedback "variation" & Sheet Vibration」はギャラリースペースでのインスタレーションを記録したもの。中庭の樹木が水を吸い上げる音を録音し、約半年にわたる会期中に出た入場シールの台紙の重さにより記録した音が変化していく作品と、会場のトイレ出入りの開閉が音の出力センサーとなって、ハウリングによるフィードバックを起こすことで音響彫刻の音が響くさまが捉えられている。 3曲目「Beam of Voice "variation"」は、中庭で再生されている9時間分のアンビエントサウンドを約20分に圧縮し、その音を再び中庭で再生したものをフィールドレコーディングした音源となっている。 4曲目「Box "variation"」は、蓮沼が東京ミッドタウンのゴミ箱を使って演奏し、その音源をゴミ箱から流すという展示作品「箱の声 "variation"」周辺でフィールドレコーディングされたものだ。 ジャケットは蔭山教授が樹木に取り付けたAEセンサーを蓮沼が自ら撮影した写真を用い、小野台(windandwindows)がデザインを担当。マスタリングはステファン・マチュー(Schwebung Mastering)が手がけた。なお、蓮沼のサウンドインスタレーションが展示されている「ゴミうんち展」は2月16日まで東京・21_21 DESIGN SIGHTで開催中。 ■ 蓮沼執太「pooploop」収録曲 01. Sheet Vibration 02. Feedback "variation" & Sheet Vibration 03. Beam of Voice "variation" 04. Box "variation" ■ 21_21 DESIGN SIGHT 企画展「ゴミうんち展」 2024年9月27日(金)~2025年2月16日(日)東京都 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2