【動画】真っ赤に輝く通天閣。その理由は一夜限りの「エネルギッシュ」なPRのため?/大阪
30日夜、大阪市浪速区を歩いていると、なにやらいつもと違う光景に出くわした。通天閣のネオンが真っ赤に輝いていた。通常なら9月は稲穂をイメージした黄金色のネオンが点灯しているはず。いったいなぜこのような色に? 通天閣の高井隆光副社長に聞いてみた。
エネルギッシュな「赤」で全国タワー協議会「展望の日」をPR
「この真っ赤なネオンは10月1日の『展望の日』をPRするために、真っ赤に点灯させたんですわ」と高井副社長。赤色の意味は、パワフルなエネルギーを象徴する「エンジェル・レッド通天閣」という意味があるとか。これは30日夜限定のものだそうだ。 高井副社長によると、通天閣は全日本タワー協議会(前田伸 東京タワー代表取締役)に加盟。同協議会では、あす1日は「展望」の「展」を「ten(テン)=10」にして「望」は棒に例え「棒=1」ということで2006年から10月1日を『展望の日』制定したという。
通行人「色が変わっている時は何か理由がある」
10月1日は、加盟している全国20の展望、観光タワーで様々な企画が行われる。通天閣では、同日朝9時からの来場者、先着500人に「20タワーシール」をプレゼントする。また、東京タワーでも同様に先着333人に、名古屋テレビ塔でも先着101人に同シールを配布するという。詳しい内容は同協議会の公式サイトまで。 真っ赤な通天閣の近くで携帯電話のカメラ機能を使って通天閣とのツーショットを自分撮りしていた男性(30)は「帰り道に真っ赤やったんで思わず撮りました。色の意味はわかりませんでしたが、通天閣の色が変わっている時は、なにかの理由があるんですね」などと笑顔で話していた。
通天閣 10月1日はピンクリボン運動に合わせネオンがピンクに
また、通天閣は10月1日夜に乳がんの知識を広め早期受診を推進する「ピンクリボン運動」に合わせ、ネオンをピンク色にする予定だという。高井副社長は「こうすることによって、少しでも多くの人に運動のことなども知ってもらえれば」などと話している。