正直ガジェット・AVとしての実力は? プロが最新「サイバーナビ」を試したら……
先進の機能を満載して多くの人を魅了しているカーナビゲーションが、パイオニアのカロッツェリア「サイバーナビ」です。その最新モデルが発売されたのが2023年10月のこと。 従来モデルにも備えられていた使い放題のインターネット接続サービスなど、ネットワーク機能はそのままにカーナビ機能を極め、新たにサイバーナビ史上最高峰と言われる高音質設計までも取り込んだ最新型へと進化したのです。 でも、いまやスマホのアプリを使えばカーナビだって簡単に使えてしまう時代。先進機能を満載しているとはいえ、サイバーナビは本当に魅力的なのか、懐疑的になる人も少なくないでしょう。 そこで今回は、サイバーナビのカーナビ機能を紹介しつつ、デジタルガジェットとしての良さや、史上最高峰となった高音質再生機能を、“その道に詳しい人たち”にチェックしていただくことにしました。
まずは基本性能をおさらい
今回取材したのは、サイバーナビの中で最も画面サイズが大きい9V型で、ネットワーク機能を備えた「AVIC-CQ912Ⅲ-DC」です。ラインナップにはほかに8V型モデルや7V型モデルの計8モデルがあり、7V型ではボディサイズを幅200mm/180mmから選ぶことができます。また、全モデルでネットワーク機能対応機を選択できるのもポイントと言えるでしょう。 そして、サイバーナビたるゆえんなのがこのネットワーク機能なのです。 ネットワーク機能の最大の特徴は、市販カーナビ初の通信量無制限、使い放題のインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応したことにあります。これはドコモの高速データ通信を使ったネットワークサービスで、地図の自動更新やYouTube動画の再生、車内Wi-Fiスポット化といったサービスが無制限でいつでも楽しめるようになるのです。 しかも、サイバーナビのネットワークスティックを標準付属しているモデルを選べば、最初の1年間は無料で使い放題となる使用権をゲットできます。この1年間、じっくりとdocomo in Car Connectのサービスを使い倒し、それ以降は自分に合ったプランを用意された3つの中(1日550円、1か月1650円、1年1万3200円/各税込)から選べばいいというわけです。 加えてサイバーナビ本体にはYouTubeを直接再生できる機能も備わっているので、スマホのように見たい動画を探して好みのコンテンツを再生できます。もちろん、docomo in Car ConnectによるWi-Fiスポットに接続して、同乗者が自分のスマホで楽しんでも構いません。