NHKが異例の生中継発表、25年後期朝ドラ「ばけばけ」新ヒロイン・髙石あかり 近年の知名度重視でないオーディションで選ばれた逸材
来年秋からスタートするNHK連続テレビ小説「ばけばけ」の主演(ヒロイン)に女優、髙石あかり(21)が選ばれた。今月29日、「列島ニュース」で異例の生中継となった発表会見に、NHKの思惑がのぞく。 【写真】細川たかしの“殺し屋”オーディションに登場した髙石あかり 髙石はさらに「列島ニュース」にゲスト出演もし、「何者でもない自分がドラマを通して自分らしさをみせていき、しっかりと〝化けて〟いきたいです」と意気込んだ。 近年のヒロインはキャスティングで決まることが多い中、髙石は2892人からオーディションで選ばれた逸材だ。 「かつてはオーディションで選ばれた駆け出しの女優がヒロインの成長と同時に、女優としても成長するのを見るのが朝ドラの楽しみ方でした。しかし最近は〝働き方改革〟で撮影時間を短縮するため、演技巧者を配役することが増えているのです」と芸能プロダクション関係者は指摘する。 近年、オーディションで選ばれたのは「舞いあがれ!」(2022年後期)の福原遥(26)や「ブギウギ」(23年後期)の趣里(34)、25年前期の「あんぱん」の今田美桜(27)だが、いずれも知名度は高い。 一方、髙石は14年にオーディションを経て芸能界入り。21年の映画「ベイビーわるきゅーれ」で注目された新進の女優だ。今後も出演映画も多く控えているが、世間的には知名度はまだそこまで高くないといえる。 「NHKは今回、あえて発表会見を生中継し、しかも前日から予告して注目度を高めることで、より印象づけようとしているのです。高石が期待されていることの表れです」と先のプロダクション関係者は話す。