夏の頂点に立つのは…?今大会の甲子園優勝候補6校
青森山田(青森)
投打で充実した戦力を誇り、前評判が高いのが青森山田(青森)だ。 春夏ともに2017年以降は甲子園から遠ざかっていたが、昨秋は青森健大会、東北大会を制覇。久しぶりの出場となった今春のセンバツ甲子園では、初戦で京都国際(京都)、2回戦で広陵(広島)を破り、8強入りを果たした。 今夏の青森県大会も順当に勝ち進み、準々決勝では同じくセンバツ甲子園に出場した八戸学院光星を相手に6対1で快勝。勢いのままに準決勝・八戸工大一戦で5回コールド勝ちをおさめると、決勝戦は弘前学院聖愛に先制を許すも、集中打で逆転勝ち。盤石な戦いぶりを見せ、春夏連続での甲子園出場を決めた。 この夏に自己最速の152キロを計測したエース・関浩一郎に加え、昨秋の東北大会決勝戦でノーヒットノーランを記録した櫻田朔など、好投手が複数控える。 打線も準々決勝で2打席連続本塁打を放った4番・原田純希を中心に、高校日本代表候補に選出された吉川勇大などタレントが揃う。青森県勢初の甲子園優勝に大きな期待がかかる。
報徳学園(兵庫)
2年連続センバツ甲子園準優勝と全国制覇まであと一歩に迫っている報徳学園(兵庫)。夏は6年ぶり16度目の出場を決めたが、まさかの初戦敗退となった。 今春のセンバツ甲子園では今朝丸裕喜、間木歩の2枚看板を中心に愛工大名電(愛知)、大阪桐蔭(大阪)など強豪校を次々に破り、準優勝に輝いた。 この夏も安定した戦いぶりを見せ、準決勝では2年連続で夏の甲子園に出場していた社をタイブレークで撃破。決勝戦は明石商を4対0で下し、甲子園への切符を掴んだ。 プロ注目の最速151キロ右腕・今朝丸は決勝戦で無四球完封を記録するなど、状態を上げている。センバツで好投した間木も好調を維持し、2枚看板は盤石だ。さらに、準決勝・社戦でタイブレークのマウンドを任された上阪昊誠など、3番手以降の投手も台頭している。 打線も3番を打つ安井康起が高打率を残すなど、投打にレベルが高い。春に逃した全国制覇へ向けて、今大会は優勝候補の筆頭に挙がっていたが、1回戦で大社(島根)に1-3で敗戦。早くも聖地から姿を消すこととなった。