フランス格付けを「AA-」に引き下げ、見通し安定的-S&P
(ブルームバーグ): S&Pグローバル・レーティングは31日、フランスを格下げした。仏政府はコロナ禍やエネルギー危機を受けて、財政の立て直しに苦慮している。
S&Pグローバルは発表文で、改革と経済成長の回復で同国が財政赤字を削減することは可能になるが、赤字は2027年に国内総生産(GDP)の3%を超える状況が続くと指摘した。
フランスの格付けは「AA」から「AA-」に引き下げられた。S&Pの格付け評価ではジャンク(投機的格付け)級の7段階上で、チェコ共和国やエストニアと並ぶ水準。
原題:Macron Gets Debt Reprimand as S&P Hits France With Downgrade(抜粋)
*FRANCE CUT TO AA- FROM AA BY S&P, OUTLOOK STABLE
--取材協力:Alice Gledhill.
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William Horobin