コスプレイヤー雨宮れいな「学生時代はオタクで引きこもり時々便所メシ。自信を持つキッカケは」
ニコニコ動画の世界観をリアルに再現する大型イベント「ニコニコ超会議2024」が、2024年4月27日、28日に幕張メッセで開催された。今年は「ひとりのこらず主人公」をテーマに、クリエイターが自由に自己表現できるスペースなどが展開。「ENTAME next」では当日会場で注目を集めたコスプレイヤーさんに直撃し、撮り下ろしの撮影とインタビューにも答えてもらった。今回お話を訊かせてもらったのは『僕のヒーローアカデミア』(※ヒロアカ)より、トガヒミコのコスプレをしていた雨宮れいなさん。雨宮さんは現在、コスプレイヤーとアイドルグループ・youmenosay(ゆめのせい)のメンバーとしても活動しており、コスプレ歴は10年目だそう。コスプレを始めたきっかけや、学生時代の話を伺った。 【写真】『ヒロアカ』トガヒミコ、雨宮れいなさんのコスプレカット【7点】 ――コスプレはいつから始めたんですか。 雨宮さん 高校生からなので10年ぐらいになるかもです。アイドルは7年前くらいに始めて、いろいろ転々として今に至ります。 ――コスプレを始めたキッカケは? 雨宮さん 推しのキャラクターみたいになりたいという憧れですね。学生時代、自分に自信が持てなくて、最初は同じ衣装を着たいっていう気持ちでした。それがキャラクターに変身した時だけ自分を好きになれたんです。その瞬間がすごく心地良かった。 ――憧れのキャラクターになった時のことは覚えていますか? 雨宮さん 最初、自分がそのキャラになれなさすぎて、すごい絶望を感じました。いろいろ改善して、推しに近づけていく作業を何年もやっていった結果、衣装までこだわるようになりました。 ――衣装の制作もされるんですね。 雨宮さん 推しキャラのアイドル衣装って、販売されていないことがあるんです。それで自分でイチから作り始めて、気がつけば衣装制作に目覚めました。なんなら作るだけ作って、撮影は行かないとか全然あります。家に置いてあるトルソー(胴体のみのマネキン)に飾るだけ。推しの生誕祭を祝って「お誕生日おめでとう」みたいなのでトルソーに着せて満足なんです。 ――表に出たいと思うキッカケは? 雨宮 元々歌うことは好きではあったんですが、人前で歌うとかがすごく苦手だったんです。キッカケは当時アイドルを始めたての頃は衣装担当で、ずっと衣装作りをやっていたんです。それで歌を披露する場があって歌ってみた時に「アイドルやってみないか」とお誘いいただいて、表舞台に立つことになりました。やってみると楽しくて、そこからステージに立って歌うってことがもう快感だし、純粋に楽しくて抜け出せなくなりましたね。歌うのが好きなんだなと再認識しました。ダンスは苦手なんですけどね、頑張ってはいます。 ――今日はアイドルキャラではないコスプレですよね。 雨宮さん 所属アイドルの活動コンセプトが「自分達のアイドル活動を原作に『ノンフィクションでのアニメ化』を目指すアイドル」なんです。私もアニメが大好きなんですけど、いつも同じ系統のアニメを観ていて、「いろんなジャンルのアニメも観なきゃな」と思ってジャンプ系に手を出したんです。今一番ハマっているのが『僕のヒーローアカデミア』なので、その中のキャラクターのトガヒミコのコスプレをしました。 ――トガヒミコのコスプレは初めてですか? 雨宮さん 今日が初お披露目です。というか、さっき更衣室でウィッグも化粧も全て初めてやりました(笑)。準備がギリギリだったので、ウィッグは今日の朝5時ぐらいに完成したんです。当日完成という修羅場。