【プロキオンS】上昇一途で4戦4勝、ヤマニンウルスが本命候補 ここも通過点にGⅠ獲りまで期待
穴馬は逃げると強いバスラットレオン
バスラットレオンは2022年のGⅡ・ゴドルフィンマイルを逃げ切って勝利すると、同年秋には武蔵野Sでも逃げて3着と好走した馬。 その武蔵野Sでは8番枠から好スタートを切ると、押してハナを主張。楽に主導権を握り、2列目が競りかけてくることもなく平均ペースに持ち込んだ。 3~4角で脚を溜め、4角出口では強気に仕掛けて2馬身差のリードで直線へ。残り300mで3馬身ほどまで差を広げたが、そこから徐々に甘くなり、レモンポップに2馬身弱まで迫られる。 ラスト1Fではレモンポップにかわされ、さらに外からギルデッドミラーに差し切られてハナ+半馬身差の3着だった。 しかし、ギルデッドミラーは次走の根岸Sで2着、レモンポップはその根岸SとフェブラリーSを連勝。GⅠ級3勝、国内では負けていないという強豪で、かなりのハイレベル戦だった。 芝とダートの二刀流だが、これまでの5勝はすべて逃げ切り勝ち。足下問わず揉まれずに1~2番手で進めればしぶとい馬だ。 近走はテンから逃げられず大敗が続いているが、前走でダ1400mのさきたま杯を使い、序盤からかなり気合をつけて行き切ったことで今回はダッシュがつきやすいはず。逃げ、もしくは2番手で立ち回っての一発に期待する。 ※パワーポイント指数(PP指数)とは? ●新馬・未勝利の平均勝ちタイムを基準「0」とし、それより価値が高ければマイナスで表示 例)ハピの前々走指数「-31」は、新馬・未勝利の平均勝ちタイムよりも3.1秒速い ●指数欄の背景色の緑は芝、茶色はダート ●能力値= (前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3 ●最高値とはその馬がこれまでに記録した一番高い指数 能力値と最高値ともに1位の馬は鉄板級。能力値上位馬は本命候補、最高値上位馬は穴馬候補 ライタープロフィール 山崎エリカ 類い稀な勝負強さで「負けない女」の異名をとる競馬研究家。独自に開発したPP指数を武器にレース分析し、高配当ゲットを狙う! netkeiba.com等で執筆。好きな馬は、強さと脆さが同居している、メジロパーマーのような逃げ馬。
山崎エリカ