お盆明けは雨の日が急増 猛暑は蒸し暑さがさらに追加で熱中症のリスク大 2週間天気
2週目26日~31日:8月最終週は傘が手放せない?
8月最終週にあたる26日(月)以降も、日本付近には、湿った空気や気圧の谷の影響を受けやすい、気圧配置が続きそうです。北海道から九州、沖縄にかけては雨の降る日が多くなるでしょう。1週目と同様に長く降り続く雨というよりは、降ったりやんだりといった雨となりそうです。南から暖かく湿った空気が流れ込むため、太平洋側の山沿いなど活発な雨雲や雷雲がかかり、大雨になることもあるでしょう。川や山のレジャーを予定されいる方は、黒い雲が近づく、ゴロゴロと雷の音が聞こえる、急に冷たい風が吹くなどの、天気の急変の合図を見逃さないように心がけてください。 最高気温は東北から九州、沖縄にかけては33℃前後の日が多くなるでしょう。スッキリ晴れる日が少なくなることもあり、これまでのような猛暑は少しだけ収まる見込みです。それでも福岡のように35℃以上の猛暑日になる所もある予想です。熱帯夜は続く所が多く、一日を通して暑いでしょう。また、全国的に湿度は高く、蒸し暑くなりそうです。この夏も厳しい暑さが長く続き、体力は確実に落ちています。少し気温が下がった程度では熱中症のリスクは高いままです。暑さ対策は引き続き万全にしてお過ごしください。
大雨の備え
大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。 ①避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。 ②非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。 ③側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。 いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。
日本気象協会 本社 牧 良幸